予防歯科
歯は「健康」の入口
体は食べた物からできています。「物を食べる入口」である歯が悪くなってしまうと、胃に負担がかかるようになり、胃が悪くなると今度は腸まで悪くなってしまいます。歯できちんと咬めないだけで、体全体に悪影響を及ぼすことになるため、まずは歯がいかに大事な役割を担っているかということをきちんと認識するところから始めるようにしましょう。もちろん当クリニックにお越しになった際も、歯の健康についてわかりやすくご説明させていただくようにしています。
美味しい食事を続けるために
健康面だけでなく、食事を楽しむためにも歯は欠かせません。歯を失って入れ歯になると、どうしても味が変わってしまうもの。実際に入れ歯を使っている患者さんの中にも「食事が美味しくなくなった」と仰る方は少なくありません。美味しさは味付けだけで決まるものではなく、咬む時の感触や温度などによっても味は変わってしまいます。できるだけ健康な歯を長く保ち、いつまでも美味しい食事を楽しめるようにしましょう。
3〜4ヶ月に一度のクリーニングを
歯医者さんで歯をきれいにしてもらっても、その日のうちから食事によってまた汚れが付いて行ってしまいます。そして3ヶ月もすれば、どんなにしっかりと歯を磨いている人でも、立派な歯石がついているものです。そのため3〜4ヶ月に一度はクリーニングを受け、いつもきれいな歯でいるようにしましょう。なお、当クリニックでは30分かけてしっかりと歯をお掃除しており、気軽にお越しいただけるよう費用も低く設定しています。
ご自宅でのお手入れ指導も
歯を「磨いている」ということと、「磨けている」ということは同じではありません。毎日頑張って歯磨きしている方でも、方法が間違っているため汚れがすぐに溜まってしまうという方も珍しくありません。当クリニックでは、クリーニングにお越しいただいた際に、磨き方を指導し、さらにフロスや歯間ブラシなどの使い方についてもアドバイスをさせていただくようにしています。
前歯は4面、奥歯は5面をお掃除
前歯は「外側の面」「内側の面」「左側の面」「右側の面」と4つの面があり、奥歯はこれらに加えてさらに「咬み合わせる面」があります。磨く時はそれぞれの面をきれいにすることを意識するようにしましょう。また、「左側の面」と「右側の面」、つまり隣の歯と接しているところは歯ブラシではお掃除できないため、フロスや歯間ブラシが必要になります。これまでフロスや歯間ブラシを使ったことがない方は、サンプルを使いながら使用方法をお教えしますので、お気軽にご相談ください。
入院前には歯のお掃除を
入院中はなかなか歯をきれいに保つことが難しく、実際に退院してから当クリニックにお越しになる患者さんの多くは、歯の状態が一気に悪化しています。また、手術を受ける際は気管内挿管をすることもあるため、もしお口の中が細菌だらけになっていると、誤嚥性肺炎のリスクが高まってしまいます。入院する予定のある方は、必ず事前に歯の中をきれいにしておくようにしましょう。
なお、当クリニックは、がん診療連携拠点病院等と連携している「がん医療連携登録歯科医院」に認定されています。